ドラム知識

新ドラムのメーカーが集まるドラム缶工業会とは!!

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概要

ドラム缶工業会(英文名:japan Steel Drum Association、略称:JSDA)はドラム缶製造業を中心とするう団体です。所在地は東京都中央区にあり、ドラム缶の生産・技術等の調査、研究並びに広報活動を行う目的として設立されています。

昭和27年に設立され正会員(ドラム缶メーカー)、特別会員(鉄鋼メーカー)、準会員・賛助会員(部品メーカー)の21社で構成されており、ドラム缶の統計情報の作成、製品知識の啓発、団体との情報交換、調査・研究、関連団体との連絡、意見交換等の活動をおこなっています。

歴史

工業会の歴史は戦前にまでさかのぼります。

1938(昭和13)年に東京で「東部ドラム罐工業組合」が大阪で「西部ドラム罐工業組合」が設立され、よく1939年には、東西組織を統括する「ドラム罐組合連合会」が設立されました。その後改組して「ドラム罐工業組合」になり、1944年には、「全日本ドラム罐工業統制組合」が設立されました。

戦後の1946年に「全日本ドラム罐工業統制組合」は解散し「ドラム罐協議会」が設立され翌年「ドラム罐倶楽部」として活動を再開しました。1950年には、関東に「東部ドラム罐倶楽部」が、中部に「中部ドラム罐倶楽部」が、関西に「西部ドラム罐倶楽部」がそれぞれ発足しましたが、全国組織の設立を望む声が高まったため1952年に「ドラム罐工業協会」が誕生しました。

現在の組織は、「ドラム罐工業協会」が1962年に「ドラム罐工業会」と名称を変更し、1987年に「ドラム缶工業会」と変更され、今にいたります。

世界組織

ドラム缶は世界中で製造されており、その地域において工業会のような団体が存在しています。

米国ドラム缶工業会(Industrial Steel Drum Institute 略称:ISDI)、欧州ドラム缶工業会(Syndicat Europeen de I’industries des Futs en Acier略称:SEFA)、アジア・オセアニア鋼製ドラム製造者協会(Association of Asia-Oceanic Steel Drum Manufacturers略称:AOSD)の3地域工業会とその工業会で構成される国際鋼製ドラム製造事業者連合会(International Confederation of Drum Manufacturers略称:ICDM)があります。

鋼製ドラムの規格国際標準化、試験方法の統一などを議論したり、市場・技術に関する情報交換などを行っています。

関連組織

ドラム缶工業会の関連団体には、使用済みドラム缶を洗浄・補修する更生缶業者でつくる「日本ドラム缶更生工業会」とその下部組織の「東日本ドラム缶協同組合」「西日本ドラム缶協同組合」があります。

ロゴマークについて

出典:日本ドラム缶工業会

ドラム缶工業会にのロゴマークは3つの願いをシンボライズしたものです。

ドラム缶を無限大マークが抱き込むデザインは「第一の願い」

  • ドラム缶・ペール缶は不滅であり、無限の需要により、無限の生命が持ち続ける
  • ドラムリサイクルとスチールリサイクルの無限のダブルリサイクル

無限マークのSnoイメージデザインは「第二の願い」

steeldrumが常に

  1. strong(強い)
  2. safew(安全な)

ものである事を意味しています。

そして最後に「第三の願い」として、右上がりの矢印のデザインにより、工業会全体、個々のメンバーが常に工事意欲を持ってチャレンジしていく事を表しています。

出典:ドラム缶工業会

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